2020年5月|メイファーズ しかたがない

 

 

 

数日前、日経新聞コラムで天才バカボンを描いた赤塚不二夫さんが

中国語の「メイファーズ」を自分流に訳して

「これでいいのだ」とバカボンのパパに言わせ続けた。

という話が載っていました。

 

私は祖父からこの言葉を何度も聞いていたのを思い出しました。

祖父の戦地は中国でした。

戦争の話は何も聞いたことがなかったけど、

現地の人から覚えた言葉を時々話していました。

祖父は、とても気が強く、言うことを聞かない自分の奥さんに

対して「メイファーズ」と言っていたのです。

「気の強い、かじる馬っこはなんぼ語ったってわがんねんだ。」

戦地では馬のお世話係りだったそうです。

負けたくない祖母の活躍は「メイファーズ」と言っていた

祖父のおかげが大きかったと、改めて思います。

あれ?そういえば祖母は祖父のことを天才バカボンって言っていた。

身内だから笑えるけど。

 

あきらめとも少し違い、しかたがないとまず腹に据えることによって

実は心が解放され

祖父は祖母のことを怒る気持ちから離れることができました。

そのとらわれない心が、祖父の日常をとても良いものにしていたと思います。

 

毎日困ったことで頭の中がいっぱいになりがちだけれど

まずはメイファーズ、今日も大切な日常の一日です。

そのうえで空いた心の余裕の中でもっと楽しいこと、

誰かの役にたつことを考えたいと思っています。