2020年10月8日|登米の里山に棲む日本みつばち

 

気仙沼のお隣、宮城県登米市の鎌田大地さんの畑を何度か訪ねていますが、そのたびに畑にいるみつばちを見ました。

この写真はみつばちだと思っていたら大地さんが言うには「おそらく、くまばち」だそうです。みつばちは蜜を集めているのだけれど、畑の植物にとっては受粉を手伝ってくれる友達です。日本みつばちは体が小さいから大きな花に入って花粉がいっぱいつくと重くて飛びにくそうにしている

というかわいい話も聞きました。

蜜がとれる時期には教えてほしいとお願いしていましたが、連絡が来ました。そろそろ蜜をとります。

伺ってすぐ、用意してくださっていたコムハニーをいただきました。

なんて、複雑な深みのあるいい香り。

 

これが日本みつばちの百花蜜 非加熱無調整の生蜂蜜です。

大地さんの農園には里山そのままに何カ所かのみつばつの巣箱があります。

日本みつばちは巣が住処ではなく地域にいるのだとお聞きしました。里山そのものに棲んでいるのです。

巣箱ごと移動させたり運んだりはできないものだそうです。

 

5月―6月に分蜂といって 新しい住処を用意してあげると 親の代が出て行って分蜂するのだそうです。

若い方のチームをこれまで安全が担保されているところに残すということなのでしょうか

これが分蜂したみつばちを呼ぶための巣箱です。いったん仮の住まい提案をするための木のうろのような巣です。入口にキンリョウヘンの花を置いて蜂を呼ぶそうです。

 

蜂蜜は蜂が冬を越すために一年かかって花から集めたものです。

それを上の一段だけ(巣をファイバースコープで見てたくさんあることがわかった時は2段目まで)を分けていただくのだそうです。

次の年のために下に新しい一段を足します。

 

採取した蜂蜜は

粗くほぐして

静かに蜜が落ちるのを待ちます。

こうしてあの小さな日本みつばちが、里山で暮らして

冬越しのために集めた蜂蜜を少し分けていただくのだと

初めて知りました。

 

少しだけいただこう、そうして大切に味わいたいと思いました。