2020年8月17日|嫁ぐとき持たせられたという種

気仙沼から30分あまりで到着する
木漏れ日農園の大地さんの畑には、たくさんの種類の野菜があります。

年間70種と伺っています。農薬や化学肥料を使わずに栽培されています。中には登米の伝統野菜もあります。在来種で種を自家採種している野菜です。

比較的作りやすい収量の多い種を買って作ることがほとんどになって、在来種は高度成長期に経済効率優先の中で多くが失われたのだそうです。

「昔は嫁ぐときに野菜の種を持たせられた」という話を聞いて、土に種を植えるということをどれだけ大切にしてきたのだろうかと思いました。食料が今よりもっともっと大切にされていた時代のことでしょう。

先に生きてきた人たちがそれぞれの暮らしの中で大切につないできた種を大地さんは地元のおばあちゃんから託されて、今在来種の野菜を作っています。

これは「長下田瓜(なげたうり)」といいます。

くせのない、しゃきしゃきした瓜で、いろいろな食べ方できそうです。

こちらは「親子ささげ」

天ぷらも美味しいと聞きましたが、

茹でて塩とオリーブオイルをかけただけで、とても美味しかったです。

2つとも登米の伝統野菜在来種です。
無農薬の畑では自然と蜂がやってきて受粉の仕事をしていました。

大地さんは高校2年の時に農家になると決め
東北大学農学部へ進まれました。
4年の頃はすでに農作物を作られ、仙台のレスランなどへの直販を始められています。

畑になっているところすべてが20年以上耕作放棄地になっていて、当時機械もほとんどなかったので、ほぼ手作業で開墾して農地にされています。
畑を囲む豊かな里山のおかげで落葉広葉樹の落ち葉が長い間堆積して腐葉土層が作られていて、実際に野菜を作ると味も香りも強い野菜ができていると仰います。

畑で野菜をかじって納得です。

私は初めてお会いしたときから、このような方に出会えたとワクワクしました。
地元で農業をするために
学問のある若い人がいて、そこにまた若い人が集まっています。しかも全国の農業の方々とインターネットでつながって磨きあえて、学んだ土台は、どれほど力を発揮して楽しく豊かになる道を歩かれていく事だろうと思いました。

私は若い時にもっと勉強すればよかったと
猛反省しています。

鎌田大地さんの木漏れ日農園から野菜がたくさん入った「生鮮便」はこちら