2020年7月18日|アンカーコーヒーさんマグカップとおじいさんの話

気仙沼のひとはみんなアンカーさんが大好きです。きっと自分の町にアンカーコーヒーがあって嬉しいと思っています。

アンカーコーヒーの靖忠専務さん(やっちさん)と紀子常務さんです。

私は紀子さんと、気仙沼つばき会でも一緒だし、鶴亀食堂・銭湯をはじめるのでもご一緒させていただいていて、本当によくよくのご縁だと思っていましたが、コーヒーのことをちゃんとお聞きしたことがありませんでした。

 

やっちさんにお時間を頂いて、コーヒー素人の私は「なんでアンカーさんのカップオンコーヒーはいっぱい入っているのか」と聞き始めましたが

また一層アンカーコーヒーが大好きになる話を聞いてしまいました。

 

【もだいだ(母体田)のおじいさんとコーヒー】

おおよその市販カップオンコーヒーは8g アンカーさんのは12gだそう

なんで?の答えはマグカップで飲んでほしいから

ウエッジウッドとかのコーヒーカップでなく

マグカップね

なんで、そんなにマグカップ、それはアメリカスタイルで・・・といろいろあったけど

やっちさんのコーヒーの原風景は、「もだいだのおじいさんが朝マグカップで飲んでたインスタントコーヒー」

小さいころお母さんの実家もだいだに泊ると、おじいさんが朝暗いうちに起きて、

ちゃんと閉めればいいのに襖が10cmくらい開いていて、そこから電気のあかりが漏れてきて、それに咳払いとかの音が大きいから目が覚める。

おじいさんは漁師。

おじいさんは13歳から耳が聞こえないから、音が大きいんだよね

マグカップにマグロ船に乗っている息子達からもらったホノルル土産のインスタントコーヒーを入れて

お湯をじょぼじょぼ淹れる

家の前はすぐに海岸だったから、おじいさんはマグカップに入れたコーヒーを飲みながら海の様子を見ていた。

コーヒーの匂いがした。

 

おじいさんは耳が聞こえなかったけどすごかったんだよね、口の動きで話も全部分かったし、筋骨隆々かっこよかった。

自分が高校生の頃おじいさんは亡くなったけど、

コーヒーを作ることになって、一番初めに作ったのがフィッシャーマンズブレンド

おじいさんに飲んでほしいと思った。

 

やっちさんも紀子さんも

このお人柄は、おとうさんお母さんから頂いたものだろうと思っていたけれど、

もだいだのおじいさんおばあさん

小野寺鐵工所のおじいさんおばあさんから

世代を繋いで

エキスといったらおかしいかもしれないけどDNAのように、渡されてきている大切なものがあって

もちろんご本人の努力はもちろんだけど、それもまた重なって

次に渡されていくのだろうかと感じました。

「おめぇのばあちゃんにいっぺぇ食わせてもらった」と年配の漁師さんに、よく言われるそうです。こちらは小野寺鐵工所のおばあちゃんのことですね

世代を超えてそう言われるって

ありがたいことだと、やっちさんは言っていました。

 

マグカップでフィッシャーマンズブレンドが飲みたくなります。

どうもありがとうございました。

やっちさん、紀子さん これからもどうぞ宜しくお願いします。