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斉吉気仙沼便り:心から出た言葉

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2015年11月30日斉吉気仙沼便り

心から出た言葉

「純夫やー
おめぇに買ってもらったベットは とってもあんべ良いやー
寝やすいし おぢやすいーー 」
父がお礼を言っています
地元の話し言葉は文字にするとさらに難解。書いていて自分でも笑ってしまいます
気仙沼の年配の人は 「き」を「ち」と発音する人が多く
おっちいまぐろだ は大きい鮪
おぢやすいはこの場合落ちやすいではなく 起きやすい です

先日もお客様が 以前の斉吉だよりの「ばっぱ」と「なんだりかんだり」に赤くラインを引いてお持ちくださり どのような意味ですかと聞かれたし
ワークショップで 「もさもさ おがっている」といって。お客様は「?」という表情
つい また失敗
自分は父のような訛り方はしないと思っていても そのとおりなので、正しく話さないとと反省をします

長い間 自分で気が付かないほど訛っていることがコンプレックスでしたが
この頃はそんなことに気を取られず むしろ訛った方が腹の底から話せて自然な力を入れられる。
感動した時も怒っているときも、自分の気持ちが言葉とぴったりしていると感じるのです。

だいぶ前に亡くなった祖父が
「心から出た言葉は心に通じる」といつも言っていました
誰かから言われた言葉 とか スマホで読んだとか そういうのもとても大事。
でも
自分で見たものや体験したことを噛み砕いて消化して、
体の芯から、その空気をだせるような言葉を
発したい。
中身を磨くことでしょうか。
中身があれば、少し正しくなくても伝わるものかもしれません。


※注;「なんだりかんだり」→様々と 「もさもさ おがっている」→繁茂している
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