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斉吉気仙沼便り:さんま大きい、小さい、小さい

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2015年10月01日斉吉気仙沼便り

さんま大きい、小さい、小さい

今年はさんまの漁が少なくて形も小さい
新聞やテレビでも報道されています。
一つには日本の太平洋側に回遊してくる前に、公海で他国の船が獲っているからだということも言われていますが、
今年に限っては他国の漁獲状況も決していいわけではないようです。

大衆魚といわれてきたさんまも高い魚に変わりつつあるのかもしれません。


店頭で販売されたり、産地直送で届くさんまは大きいさんまです
養殖と無縁のさんまです。100%大海原を回遊して育ちます。
自然のものですから当然ですが大きいのも小さいのもあり、今年のように小さくて少ない年もあります。それでは小さいのは獲らなければいいのではないかということもありますが
網でとるのです、いったん網に入ったものから小さいのを選び海に戻すことは今のところ現実的ではありません。

それに、獲れる海区と時期によって、脂ののりと大きさが違います
だから太平洋沿岸には獲れる時期ごとのさんまの特徴に合わせた食べ方の文化が育まれたのだと思います。北海道は、うんと脂がのった走りの時期 塩焼きが抜群ですし
三陸は、少し脂が落ち着くためさんまの加工が発達しました。さらに南下して紀州和歌山あたりになると脂が抜けてスリムになったからこそ美味しい干物などの文化です。

末代まで海の豊かさと共存していくことが肝心です
資源は、大きな自然の循環の中で育つものを、分けていただくような気持ちで向かわなければならないし、世界的な取り決めも大事、そして 獲れた魚は余さず、丁寧に食べつくす工夫こそ
ますます大切かと 改めて深く考える一年にしたいです。
獲れない年ほど漁師さんの苦労も増えるのです

産地こそ 今年は特に小さいさんまをありがたくごちそうになりたいと思います。
大きいのは一尾食べたら腹いっぱい 小さいのはさんまの他に別のものも食べられて楽しいよ
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