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食材のはなし:気仙沼 唐桑半島の牡蠣

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2010年01月18日食材のはなし

気仙沼 唐桑半島の牡蠣

唐桑半島 鮪立(しびたち)は江戸時代にカツオやマグロの漁が始まった 歴史ある浦です。小正月にはこの地方独特の「へんよーえ」という掛け声の大漁唄い込みが行われます。

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ここはリアス式海岸といわれる深い入り江の続く海岸で 山は裾野を広げず そのまま海に入ります。
(海側 船の上から見た鮪立湾)
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(陸側 鮪立湾からみた海)
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向かい側に見えているのは気仙沼湾の大島です。
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北上山系から長い時間をかけて川は植物プランクトンを豊富に含んだ水を運びます。川は 気仙沼湾に出て大島にぶつかり撹拌され舞根や鮪立 また大島や階上地区に「汽水域」といわれる海水と川の水が混じった場所を作ります。川が運んだ植物プランクトンを餌に海で動物プランクトンが発生します。これが牡蠣を育てる栄養たっぷりの海域です。
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深く入り組んだ入り江は波が静かで、まるで天然の要塞のようです。これが牡蠣のゆりかごなのです。

「盛屋水産」さんは この鮪立湾で自慢の牡蠣を育てています。
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ある程度育った牡蠣は夏に 温湯処理という手間をかけます。 牡蠣の殻についた他の生き物が 大きく育つと 牡蠣が海の水を大きく吸いにくくなるため 先におとしてしまう作業です。

(この日は最高気温 -2度 盛屋さんのおばあちゃんが作業しています。78才だそうです。すばらしいです!) また大きくなって 岩のようにいくつも重なってついている牡蠣を冬にも、こうしてひとつひとつ手作業ではずし ロープに付け替え また筏に吊るします。やっぱり牡蠣がまた大きく海の水を吸い込めるようにするためです。
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社長さんは厳しく やさしい目で一つ一つの牡蠣を見て 「潮どうし」の良い場所へ牡蠣を順繰りに移動します。膨大な作業です。潮どうし というのは 静かだけれど 海水の流れのある場所のことで これも牡蠣が栄養をたくさんとれるようにという愛情です
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筏の中をのぞくと ずっと底まで見えます。牡蠣がぷはーっと息をしているが聞こえるようです。
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奥さんの一代(いちよ)さんは、寒さの中でも きらきら光る海より輝く笑顔です
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どう?見て!と牡蠣の殻を開ける一代さんの誇らしい表情にぞっこんです。
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本当にどれを開けても見事な牡蠣ばかりです。

おまけ・・・・むいた牡蠣の殻の山です。
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斉吉魚問屋便り「気仙沼唐桑半島 真冬の牡蠣」(2010年02月01日)
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