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斉吉のこの頃:ありがとう 豪邸(加筆あり)

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2012年05月24日斉吉のこの頃

ありがとう 豪邸(加筆あり)

6/1に掲載した「魚問屋便り」でも豪邸について書きましたので、こちらにも引用します。
(写真:斉吉商店会長夫妻、豪邸の前で)
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▼魚問屋便りここから
豪邸が 在って 本当に 有難かった。
もう すっかり みんなが 「豪邸」 と呼んでくださいます。
本当は 古い古い 漁具倉庫にくっついている アパートなのです。
震災後ここに来た時は社長と二人で 毎日泥を出し 木の根っこが伸びて いばらのようになったのを掘りました。天井にからまったツタを切りました 破れていたふすまを貼り 電気の線を延ばし なんでも社長の手作りです。
でも今では 心底 豪邸だと 思っています。

豪邸は まさしく豪邸らしい働きでした。
一日に 40人も 50人ものお客様をお迎えすることも あります。
御来賓 っと呼ばれるような これまでの私たちには 到底お会いしたことも無いような素晴らしい方が おいでになり ご飯を食べたり お茶を飲んだり お話をしたりしてくださいました。
斉吉のみんなも 何度も ここで集まり がんばっぺし と仕事の話をしました。

安波山も 大島の亀山も 室根山も見えます。
朝日も 夕陽も 見えます。

津波で何も無くなった と思ったのに、それは 間違いで こんなに なんでも あるよ と云う事が わかり、ありのままで いい と云うか ありのまましか ないことも 豪邸が教えてくれました。

引退にあたっても、 博物館に入れて ずっとずっと とっておきたい 「もう殿堂入り」だよ って思うほどですが それは許されず、「無くても 在る」 を教えてくれた 豪邸は 6月に お別れすることになりました 何度も ありがとうございました と声をかけたい 自慢の豪邸です。


※イラスト入りの魚問屋便りを読む場合は以下をクリックしてください
斉吉魚問屋便り「ありがとう 豪邸」(2012年06月01日)



豪邸には本当にお世話になりました。


来月には、解体することになりました。私は、28日から長い行商やらでずっと豪邸に戻れないし、もう、とてもとても 寂しい気持ちになってしまいました。


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震災後、20センチくらい泥の残ったここにきて、シャチョーは鍵がないからバリで扉を開けました。

階段を上がったらお日様の光がさしていて、台所がとても明るいなあ、と思ったのです。
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でも、まさかここに住む事になるとは ・・・思いもよらない事でした。

それでも、屋根があって、畳があって、足を伸ばして寝れて「こりゃあ たいしたもんだよ」と有難かったのです。

それが、何と
考えもつかないほど、素晴らしい、大勢の皆さんにこの豪邸の中で出会うことができました。
それはまるで、ご先祖様の采配かと思うほどです。


今日は天気もいいし、あちこち、豪邸の写真を撮りました。
ここからの再スタートを忘れたくないので、豪邸の階段は、次の「貞子さんの台所」へ移築予定です。

ありがとう ありがとう 豪邸に本当にお世話になりました。

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