2019年2月|大平原

大平原

北海道からおいでになる船主さんが、いつも

花柄の包装紙につつまれた分厚い箱のお土産を持ってきてくださいました。

やった!

中は六花亭さんの十勝日誌です。

祖母はいっぱいいる孫たちに「お客さんに先に出すんだがら、むやみに食べでわがんねがら」と毎度言いますが

十勝日誌の箱のふたをパタンと開けて何が入っているのか見るだけでも楽しみでした。

いろいろなお菓子がふたつ位ずつ入っていて一つとるとその下にもまた別のお菓子が入っています。なんて楽しみなんだべ

「どうか お客さんお菓子をたべないでけろ」 と願って次の日学校から帰ると真っ先に十勝日誌のふたをあけてみました。

まだ大平原があったときの嬉しさは、いまでも小さいころの自分が見えるように思い出します。

中に入っているしおりも熟読していました。「開拓のはじめは豚とひとつ鍋」十勝開拓の話を読み、じーんとしていました。

それからずいぶんと時間が経ち6年前飛行機で帯広へ参りました。

十勝の大平原に美しい畑がどこまでも広がる景色を眼下に人が原野をこのように開拓したのか!と思うと心が震えるように感じました。

その時気仙沼は、すっかり何もなくなったけれど必ず自分たちもいつかできると強く思いました。

長い間の憧れの六花亭さんは小さいアリのような私の想像をはるかに超える素晴らしさで、伺うたび重なる魅力を発見しています。

先日六花亭札幌本店さんで初めて‘移動、斉吉鼎店‘という企画で2日間お店を開きました。

斉吉の食事と六花亭さんのデザートそれに商品のお買いものをしていただきました。 

お帰りになるお客様おひとりお一人の笑顔を拝し、安心したのと嬉しいのとで

なんとも言われぬいい日でした。